上司は怒って出ていきました。
僕は慌てて上司を追いかけていき、
「もう一度チャンスをください!」とお願いしました。
上司はまだ怒りで火照った顔のまま
「じゃあ、初めからちゃんとしろよ!もう一度だけチャンスを与える。」と言いました。
クライアントに提出する提案資料がイケてなくって、ダメ出しをもらった時のやり取りです。
きっと上司は失望して、二度と僕に仕事を任せることはないでしょう。
言葉の裏側を読み取れたらどうなる?
言葉の裏側を読み取れるようになれば、「仕事ができる人」と思われます。
そして、あなたが営業マンなら、お客さんのニーズを正確にくみ取って、痒い所に手が届く提案をすることができるはずです。
僕はすかさずスケジュール調整表を作成して「予算とエリアはこんな感じ?」というコメントをしたんです。
すると…
「さすが!」とか
「仕事が早い!」とか
「頼りになります」といった類のコメントが来ました。
僕は単純に、いい人になるために行ったわけではありません。
「仕事ができる男=モテる」ということを理解していたので、他と差別化したかっただけなんですね。(いやらしい考えですね笑)
極端な例ですが、女性が「今週暇だな~」と誘ってきたときに、「そう?DVDでも借りてみれば?」といったら女性は冷めますよね。
あ、もしかして俺と遊びたいのかな?と言葉の裏側を読めば
「俺も暇だわ~、そういえば観たい映画があるんだけど一緒に見に行く?」という感じで誘うこともできます。
言葉の裏側ってどうやって読み取るの?
地味で単純ですが、圧倒的に言葉の裏側を読み取ることができる方法があります。
常に『Why?(なんで)』と『What for? (なんのために)』を考えるです。
でもめちゃくちゃ効果抜群です。
するとあなたは、すかさず『なんで?』という言葉を心の中で問いかけます。
『なんで頼んだんだろう?』⇒忙しいから?
『なんで忙しいんだろう?』⇒そういえば朝イチでお客さんとの打ち合わせが入っていたな。
というように考えます。
そして、それだったら「コピーだけじゃなくって、それぞれファイリングして分かりやすいように付箋をつけよう」というようにプラスワンの行動ができます。
ちなみにファイリングして付箋付けたものを、サプライズで「どやっ」て提出するのも良いですが、僕はそうしません。なぜなら、もしかしたら先輩は、自分で見るために印刷をお願いしたからかもしれないからです。
つまり、確認しないと無駄手間になってしまいます。
そうなると、仕事は丁寧ですがスピードが出なくなります。
なので、僕だったら、依頼されたときに「付箋張ってファイリングもしておきますね!」と言うようにします。
そうすることで「こいつ仕事早いし出来るヤツだ!」と思ってもらうことができます。
また、そこまでする必要がない場合は先輩から「印刷だけでいいよ!ありがとう」と言ってもらえるし、気が利く部下だと認識してもらうことができます。(いやらしい考えですね笑)
言葉の裏側ばっかり読みとっていたら疲れない?
正直初めは疲れます。
しかし、慣れてくると無意識的にできるようになってきます。
そして、言葉の裏側をネガティブな側面で捉えてしまう人がいますが、テンションが下がるだけなので止めましょう。
ネガティブになる前に、先ほどのコピーの例のように真意を確かめるようにしましょう。
そうすれば無駄にくよくよ考えたり悩んだりする時間をショートカットできます。
そして自分の成果物が明確に分かった状態で作業に取り掛かるようにしましょう。
完成形はこんなイメージで問題ないでしょうか?
あと、依頼内容に付随して□□もしようと考えておりますが認識あってますか?