仕事でやる気がでないなら『新型のうつ病』かも…

今まで仕事を普通にこなせていたのに、突然、何もかもやる気がなくなってしまうことってありませんか?

あまり知られていませんが、日本では年々うつ病患者が右肩上がりに増えてきているんです。また今では10人に1人はうつ病を経験したことがあると言われているように、「うつ病」というのは案外あなたにとっても身近な問題なんです。

もし、あなたが仕事でやる気が出ない状況が続くなら、それは『新型のうつ』かもしれません。

この記事では従来型うつ、新型うつの特徴と、仕事でやる気がでない状況をどう打破していくかについて紹介していきます。それでは、行ってみましょう。

仕事でやる気が出ないなら、うつの症状が出てないかチェックしよう!

仕事で急にやる気が出なくなってしまったら、もしかしたら「うつ病」かもしれません。現代社会ではうつ病は何パターンもあり、症状もそれぞれ違います。

しかし、ベースの症状はどれも同じなので、もしあなたが、これらの項目に当てはまるものがあれば、うつ病を疑っても良いかもしれません。

身体的不調 体から不調の訴え ・頭が痛い
・お腹が痛い
・胸が苦しい
・よく食べる(過食)
・めまいがする
自律神経失調症 ・体が重く、疲れやすい
・眠れず、起きるのがつらい
・口や喉が渇く
・手足のしびれを感じる
精神的不調 抗うつ気分 ・自信がない
・生きている意味がない
・将来に希望が持てない
・死にたいと考える
思考制止 ・物忘れがひどい
・人と話をしてもパッとしない
・新聞やテレビを見てもパッとしない
・頭の回転が悪く、考えがまとまらない

(参照元:Fujimoto medical system

もしこれらのうち、3つ以上当てはまるのであれば、なるべく早くお医者さんに見てもらうのが良いでしょう。

勘違いさん
あれ?!私、うつ病じゃないけど、ただ単にやる気がでないわ…

と思った方は、こちらの記事に科学的アプローチでやる気を出す方法について書いてあるので参考にしてみてください。

関連記事:仕事でやる気が出ない人必見!科学的アプローチで「やる気」を出す方法

そして、現代社会では、うつ病のタイプも様々あり、『新型うつ』と呼ばれるものまで出てきたんです。ここからは『新型うつ』を含めて、代表的なうつ病の3パターンをご紹介いたします。

①従来型うつ病(メランコリー型うつ病)

従来型うつ病になりやすい人は、まじめで責任感が強い人です。こういうタイプは、問題が起きても自分一人で解決しようと奮闘するケースが多いとのことです。

すべて一人でなんとかしようとしてしまうため、ストレスがかかり過ぎる状況下でバーンアウトしてしまいます。

そして、自分がうつ病になってからも、なんとかしようと一人でもがいてしまい、それがさらなるストレスになってしまいます。

②躁うつ(双極性障害)

躁うつとは、『躁状態(気分がハイなとき)』と『抗うつ状態(気分が落ち込むとき)』の両方が出現するうつ病です。

躁状態(気分がハイなとき)』のときはなんでもできる気分になり、非常に元気です。が、しかし『抗うつ状態(気分が落ち込むとき)』のときは、気持ちが落ち込んでしまい、うつ病と同じ症状や思考に陥ってしまいます。

③新型うつ病(非定型うつ病)

新型うつ病は最近ニュースや本などで良く取り上げられているニュータイプのうつ病です。
特徴としては、20〜30代前半の若者に多く見られ、多くは「過食」や「睡眠時間が極端に長くなる」といった症状が出ています。

また新型うつ病の特徴として、仕事中はうつの症状がでるが、職場を出ると元気になるといった特徴もあります。

アホ上司
え?!新型うつ病は「仕事したくない病」だね。完全に甘えじゃん
と思うかもしれません。

しかし、働いているときだけとはいえ、うつ病の症状が出ているのは事実ですし、一番苦しんでいるのは本人です。しかも放っておくとパニック障害や対人恐怖症など様々な心の病も併発する恐れがあるので、早めに問題解決する必要があるのです。

つまり新型うつ病は「繊細さ」が仇となってしまい発症しているケースが多いんです。

仕事でやる気が出ず、うつ病になってしまった人の解決方法

ここからは、うつ病の可能性がある人がどうやってやる気を取り戻していくかについて、解説していきたいと思います。

その前に、うつ病かもと思う人は、十分な休息を取るようにしましょう。
なぜなら、うつ病は、あなたの身体と心から「これ以上続けると壊れてしまう」とアラート(警告)を出している状況だからです。

責任感の鬼
いやいや俺が居なくちゃ仕事が周らないんだよ!
と思うかもしれません。

しかし、もしあなたが再起不能になれば、あなたは時給800円のバイトすら出来なくなってしまいます。

うつ病の方は、頑張りやさんで責任感が強い方が多いです。そして、その責任感の強さが仇となってしまい心身を病んでしまうケースが非常に多いので、まずは十分な休息をとるようにしましょう。

そして、休息してリフレッシュできたら、いよいよ、うつ病克服に取り組んでいくようにしましょう。
うつ病を克服するには、セロトニンを増やすことが鍵となります。

セロトニンは脳内で「神経伝達物質」として働きます。、脳にセロトニンが不足してしまうと、「やる気」「自発性」「思考」といった『人間らしさ』をつかさどる前頭前野の神経に影響が出てしまい、結果的にうつ病になってしまいます。

なので、まずはセロトニンを増やすアプローチを行うようにしましょう。

適度な運動を行う

適度な運動がセロトニンを増やしてくれることが、研究結果で明らかになっております。

また運動は、「リズム運動」という同じ動きを繰り返す動きをするのが良いとのことです。深呼吸や散歩やランニングが効果的だといわれる理由もこちらになります。

またセロトニンの分泌量は運動し始めて5分経ったあたりから、徐々に増えていき、20分ほどほどでピークになるため、5分~30分程度は運動するようにしましょう。

日光を浴びる

朝日を浴びると、セロトニンの分泌が活性化されるんです。

また朝、日光を浴びることで体内時計がリセットされ、生活リズムが整い、睡眠の質も良くなるので、朝は日光を浴びる習慣を身につけることをオススメします。

食生活に気を付ける

あなたは、ジャンクフードやラーメンばっかり食べていませんか?

実際に僕がうつ病の一歩手前まで来ていたときは、過食気味で、毎日「ラーメン」や「すた丼」を食べていました。今考えると本当にひどい食生活ですね。

あなたの細胞、そして身体を作るものは、あなたの口から摂取した食事です。
なので、食事の質が悪ければ、当然あなたの細胞や神経伝達物質も上手く作られません。

なので、正しい食生活を身に着けましょう。特にセロトニンの原料となるトリプトファンはアミノ酸なので、卵、肉、魚をしっかりと摂取することをこころがけるようにしましょう。

まとめ

仕事でやる気が出ないなら、うつの症状かもしれません。
うつ病になってしまった場合は無理に頑張らず、まずは休息してリフレッシュするようにしましょう。

リフレッシュしたら、『適度な運動を行ったり』『日光を浴びたり』『食生活に気を付けたり』食生活に気を使いながら復帰を目指していくようにしましょう。

やる気に関しては、こちらの記事で『科学的アプローチでやる気を出す方法』について書いてあるので参考にしてみてください。

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