仕事でやる気が出ない人必見!科学的アプローチで「やる気」を出す方法

仕事でやる気が出ない場面ってたくさんありますよね。

僕も自分に甘い人間なので、仕事が詰まったとき、やる気を出すのに苦労してきました。だから今までに、この分野に関するセミナーに参加したり、色々書籍を読んできました。

この記事では、精神論ではなく科学的なアプローチで「やる気」を出す方法に関して紹介しています。もちろんセミナーや書籍で学んだエッセンスも盛り込んでいるので、あなたもきっと「やる気」を出す方法を理解することができるはずです。

そもそも仕事で『やる気』が出ない本当の理由とは?

そもそも『仕事でやる気が出ない本当の理由』は、その仕事があなたにとってやりたいことではないからです。

なので、もし根本的に解決するにはこの2つの手段をとる必要があります。

  • 『あなたの価値観』にフィットする仕事や業務内容に変更する。
  • 『あなたの価値観』に業務内容をフィットするように、業務内容の捉え方を変える。
  • この記事では『やる気を出す方法』に関してなので詳しく説明はしませんが、仕事でやる気が出ない根本原因とその対処法をこちらの記事で解説しているので、読んでみるとより理解が深まると思います。

    ▼関連記事:仕事でやる気が出ない『本当の理由』と根本的解決方法

    とはいっても、どうしてもやらなくちゃいけないことってありますよね!

    なので、ここからは化学的なアプローチでどうやって「やる気」を出すのか解説していきます。

    仕事でやる気が出ない人が「やる気スイッチ」を押す方法

    最近の研究結果で『淡蒼球(たんそうきゅう)』にやる気の回路、すなわち「やる気スイッチ」があるということが判明しました。

    やる気が出ているときは、この蒼い球である『淡蒼球(たんそうきゅう)』が動いているそうです。

    「じゃあ、早くやる気スイッチである淡蒼球の動かし方を教えて!」
    とあなたは思うかもしれません。

    しかし、残念ながら淡蒼球は、意思では動かすことができないんです…

    じゃあどうすれば淡蒼球を動かすことができるかというと、『行動すること』です。

    読者のナンシ―
    え?たった、それだけ?!

    はい、たったそれだけなんです。
    イメージとしては、「やる気スイッチ」はガラス張りのケースに入っているので、押そうとしても押すことはできません。だけど、行動していたら勝手に押されているという感じです。

    つまり脳が先ではなく、行動が先なんです。

    これは実験結果でも明らかになっています。


    (引用元:なぜ、やる気が出ないのか?

    この実験では被験者をAとBに分けて漫画を読ませました。
    Aグループは口角が上がった状態になるように割りばしを横に挟んで漫画を読ませました。
    一方、Bグループは、口角が下がった状態になるように割りばしを縦に挟んで漫画を読ませました。

    漫画を読ませた結果、Aの口角が上がっていたグループのほうが漫画が面白いと答えた割合が圧倒的に多かったんです。

    つまり脳が先ではなく、行動が先ということです。

    脳が先ではなく、行動が先という例をいくつか紹介します。

    × :悲しくなる(脳) ⇒ 泣く(行動)
    〇:泣く(行動)   ⇒ 悲しくなる(脳)
    ————————————-

    × :やる気がない(脳)やらない(行動)
    〇:やらない(行動)やる気が出ない(脳)
    ————————————-

    × :眠い(脳)    ⇒ 起きたくない(行動)
    〇:起きない(行動) ⇒ 眠い(脳)

    なかなか起きれない人は、朝目覚ましがなって、「眠いよ~」とか「もう少し寝たい」と思考をする前に身体を起こすと起きることができます。起きない(行動)から 眠い(脳)ということなので、思考を挟まずにまず体を起こすことができれば、朝もおきれるようになります。

    これは僕も教えてもらった方法ですが、びっくりするぐらい二度寝することが減りました。

    要するに大切なのは、やる気を出すためにすることは、とにかく『行動をすること』なんです。

    仕事でやる気がない人はここまでやろう!やる気を加速させる方法

    ここからは、やる気を加速させる方法を3つ紹介します。

    やる気を加速①:負荷が少ない「小さな行動」を行う

    ここまで、やる気を出すためには『行動すること』が大事だと伝えてきました。
    しかし「その最初の一歩がでないんだよ」という人が多いと思います。

    そういう人は、ベイビーステップと言われているように、はじめの小さな一歩を踏み出しましょう。
    例えば、パソコンで資料を作らなければいけないけど、やる気がない人はゴロゴロするのを辞めて「机に座る」ということをしましょう。もし会社にいるなら、パワポを立ち上げるだけでも良いのです。

    こういった小さな行動をしているうちに、勝手にやる気スイッチが押されて、さらに行動することができます。
    つまり、やる気を出すには行動をする。行動の中でもあなたに負荷が少ない小さな行動を行うということがミソなんです。

    やる気を加速②:適度な運動を行う

    また、やる気スイッチである『淡蒼球(たんそうきゅう)』を動かすには運動も効果的です。
    運動することによって、脳の運動野が動き、それに伴って淡蒼球も連動して動きます。

    実際に、一流の起業家やビジネスマンは、ランニングや筋トレをルーチンにしている人が多いですね。

    やる気を出すために簡単に自宅でできるトレーニングとは?

    家でできる簡単な運動はサーキットトレーニングがオススメです。
    なぜなら、超効率的に心拍数を挙げて、脳に血液が循環させることができるからです。つまり淡蒼球を効率良く動かすことができます。

    サーキットトレーニングは、10種目ものエクササイズを短いインターバルを挟んで、行っていくトレーニングのことです。有酸素運動と無酸素運動がミックスされており、10分以内で運動を行うことができます

    いくつかサーキットトレーニングの種類はありますが、今回は米国スポーツ医学会が発行する健康科学誌『ACSM’s Health & Fitness Journal 』で発表され、米誌『New York Times』でも紹介されたサーキットトレーニングを紹介します。

    12種類のエクササイズにそれぞれ30秒ずつかけて、(間に10秒間の短い休憩を入れながら)行います。

    1. 手を挙げてジャンプ
    2. 壁に背を付けて座る
    3. 腕立て伏せ
    4. クランチ(上体起こし)
    5. 椅子の上り下り
    6. スクワット
    7. 椅子を使った上体支え
    8. プランク(体を水平にして支える)
    9. ハイニー(太もも上げ)
    10. ひざ突き出し
    11. 腕立て伏せ&挙手
    12. サイドプランク

    (引用元:lifehacker

    やる気を加速③:体内時計を整える

    時計遺伝子って知っていますか?
    全身には約60兆個の細胞がありますが、その一つ一つに「時計遺伝子」が組み込まれているんです。

    時計遺伝子には2種類あります。

    ・主時計:脳にある
    ・抹消時計:臓器にある
    これらの2つの時計はそれぞれ別々に時を刻んでいます。もし、生活リズムが崩れてしまっているときは「主時計は朝8時なのに、抹消時計は夜10時」みたいに、それぞれが違う時間を刻んでしまっているんです。

    この時計遺伝子が時差ぼけを起こしている状態だと、やる気が出にくいし、良いパフォーマンスが発揮できないので、しっかり調整してあげる必要があります。

    じゃあどうするかというと、これら2種類の時計を、整えるために「朝、日光を浴びること」と「朝、食事をとること」をしてあげるんです。

    それぞれの時計はこのようなカラクリになっています。

    ・主時計:脳にある⇒光の刺激でリセットされる
    ・抹消時計:臓器にある⇒食事でリセットされる
    だから、朝起きたらちゃんと朝食を食べて朝日を浴びることで、2タイプの時計遺伝子の両方をしっかり同じ時を刻むようにセットすることができます。
    要するに、やる気を加速させることができます。

    仕事で『やる気』が出ない人はやる気に頼らないのが重要

    今まで、やる気を出すために、まずは小さな行動を行うということを伝えてきましたが、どうしても小さな1歩が踏み出せないという場合もあるので、ここでは「やる気」に頼らない方法を紹介します。

    そもそも「やる気」というのはフワフワしていて、急に湧いてきたリ、急に消えたりしますよね。
    だから「やる気」は気まぐれなので、あまり頼らないほうが良いんです。

    あなたは「やる気を出したい」のではなく、「行動して結果を出したい」んですよね?
    だから行動するために環境を変えるようにしましょう。

    嫌でも行動しなければいけない環境に自分をもっていくのです。
    例えば上司に『明日の〇時までに提出します!』と先に約束しちゃうとかが良い例ですね。

    僕の例でいくと高校時代はすごく勉強が嫌いで、勉強を長時間できなかったんですね。
    でも浪人することになったとき、予備校の男子寮という環境に入ったら、毎日夜の7時から10時まで自習室で勉強しなければいけない環境だったので、嫌でも勉強しなければいけませんでした。

    今思えば、これはまさに環境を変えたことによってやらざるを得ない状況にした良い例ですね。

    ちなみにエネルギーは『意思・やる気』<『言葉』<『環境』となっているので『やる気』に頼るより『環境』を変えたほうが行動することができるんですね。

    まとめ

    「やる気スイッチ」は透明の箱に入れられていて、押そうとしても押せないので、とにかく『行動をすること』が重要!

    でも、その初めの行動することに抵抗がある人は、負荷が少ない「小さな一歩」を踏み出しましょう。他にも、適度な運動を行うことで「やる気スイッチ」である淡蒼球が活性化させることができます。

    また、体の時計遺伝子が狂っていたら、そもそも「やる気」が出にくくなるので、朝起きたら朝食を食べて、日光に浴びる習慣を身につけましょう!

    それでもやる気が出ない人は、「やる気」みたいなフワフワしたものに頼らずに、やらざるを得ない環境にすることで、嫌でも行動するようにしましょう。

    みんなにも教えて喜ばせてあげよう!

    無料の自分の強み分析ツール