史上最も美しいと言われている大犯罪

1974年のニューヨークの ど真ん中。
ワールドトレードセンターで、その犯罪は起きました。

ワールドトレードセンターは、2001年に同時多発テロで無くなってしまいましたが、当時は世界で一番高い建造物でした。

そんなツインタワーの屋上で起こった美しい犯罪…
犯罪者の名前はフィリップで、その罪名は「綱渡り」でした。

そうです。あの綱渡りです。
でも、ただの綱渡りではありません。

フィリップは、ワールドトレードセンターの2棟のビルの間に無許可でワイヤーを張って、なんと命綱なしで、綱渡りしました。

このツインタワーを命綱なしで綱渡りしたということは、当時のアメリカで新聞・ニュースで大きく取り上げられました。

そして、誰も殺していないし、誰も気づ付けていなかったので、史上最も美しい犯罪とまで言われました。

なぜ、フィリップは、一歩間違えてしまうと死んでしまうような、綱渡りをしようと思ったのでしょうか?

答えは私たちの想像をはるかに超えていました。
その理由とは、

別にない。答えは単純。挑戦し続けることが人生だ
です。

さらに、死んだらどうするの?という記者の質問に対しては、
夢を実現させる中での死なら、それは美しい。』と答えています。

ちょっと普通の人には考えられないかもしれません。
ですが、これは行動心理学で説明ができそうです。

それは、フィリップは『綱渡り』ということが『最高価値』だったに違いありません。最高価値とは価値観の優先順位が1番目のもので、人それぞれによって違います。

最高価値に関する記事はこちらで紹介しています。
【完全版】あなたの価値観があなたの人生を決定する

↑の記事では、あなたの最高価値の見つけ方も解説しているので、ぜひチェックしてみてください。

この『最高価値』を満たす行動を行っているときは、人間はフロー状態に入ります。イメージで言うと、マリオがスターを取ったあとの無敵状態みたいな感じです。言い換えると、子供が夢中になっているような状況のことです。

そして、『最高価値』を満たす行動を行っているときは、困難に対しても強く立ち向かうことが出来ます。

例えば、こんな困難が挙げられます。

  • 野望を現実にするため、ツインタワーに何度も侵入する
  • ミリ単位の狂いで命を落とすようなことに挑戦する
  • 命綱なしで、地上411mの場所で綱渡りをする
  • 犯罪者となってしまう
  • これらに立ち向かうには、「最高価値」に生きていなければ、難しいはずです。ですが彼はこれをやってのけたのです。

    彼のストーリーを映画化した、『ザ・ウォーク』という映画があります。この映画を見ると、あなたも「フィリップは最高価値に生きてるな~~」と実感することができます。

    ただ、残念な部分は、最高価値は『幼少期の欠乏感』から生まれることが多いのですが、この映画では、フィリップの幼少期が描かれてません。

    ですので、どういった欠乏感から『綱渡り』と最高価値が生まれたのか、分からないという部分がモヤモヤしました。

    でも、そんなことを差し引いても、面白い映画でした。

    もし、あなたも自分の最高価値を見つけたいなら、こちらの記事を参考にしてみてください。

    みんなにも教えて喜ばせてあげよう!

    無料の自分の強み分析ツール