「最近の若い奴は・・甘えるな!!」
「嫌なことも我慢することが仕事だろ!!」
「そんなこと言っていると、どこいっても通用しないぞ!」
と未だに言っている方々がいますね。
僕もかつて、上司に退職の相談をしたときに、このようなことを言われた経験があるので、あなたの気持ちはすごく分かります。
でも本当に甘えなのでしょうか?
甘えという一言で済ましてしまって良いのでしょうか?
この記事では、辞めるのが甘えになる人、そうでない人を解説していきます。
Contents
会社を辞めることが甘えになる人、ならない人
「今の若い奴はどうしようもないな」とか「これだからゆとりは・・・」と頭ごなしに否定するのはナンセンスです。
ここでは、会社を辞めることが「甘えになる人」と「甘えにならない人」の区別をしたいと思います。
仕事を辞めることが甘えになる人
・勤務してから3か月たっていない人
まずは辞める理由と、辞めた後どうするつもりかを明確に考えるようにしましょう。
(※ただしブラック企業は除きます)
3か月もしないのにギブアップするのは甘え以外の何物でもありません。
ウィニングイレブン(サッカーの対戦ゲーム)って知っていますか?
・どんな強さでシュートを打てば決まりやすいか?
・どのように相手のパスをカットしたら良いか?
などなど
でも、操作を覚えて勝ちパターンが見えてきたら、対戦ゲームは狂うほどハマりますよね。
仕事を辞めることが甘えにならない人
・自分の送りたいライフスタイルとかけ離れている場合
・ブラック企業に勤めている方
単純に今の職場が嫌だから会社を辞めるというのは、誰でもできますよね。
しかし辞めた後のことを明確に決めていて、業務の引継ぎも考えている場合は甘えになるはずがありません。
僕もかつて1日14~16時間働くようなブラック企業に勤めていましたが、こういう会社ほど「甘えだ!」などと言ってくる傾向が強いので気を付けましょう。
「3年働かないで会社を辞めるのは甘え」という考えている人は危険?!
「とりあえず3年間は働け」という言葉をよく聞くと思います。
しかし、今は転職するのが当たり前になっており、時代にマッチしない考えだと感じます。
将棋の羽生名人をご存知ですか?
めちゃくちゃ強い棋士です。
もし仮に、彼が高校1年生の頃、親友がサッカー部に入ったからという理由でサッカー部には入ったとします。
もちろん運動部なので毎日遅くまで練習します。
初めは頑張ろうと意気込んでいました。
しかし、1年程経つ頃、羽生少年はこんな感情が芽生えてきました。
「あれ、なんか思ってたのと違う」
「全然楽しくないし、毎日がきついだけだ」
「監督に怒られるのが怖くて、精神的に辛いな」
果たして、羽生少年は高校3年間をサッカーに捧げて、卒業するときに100%幸せだったと感じるでしょうか?
もちろんやり切った感動はあると思いますが、答えは「NO」だと思います。
自分のイヤだという感情や、才能にあっていない仕事を何も考えず、とりあえず3年はすると考えている人は完全に思考停止になっています。
3年が経つころには、後輩もできて、会社にすっかり洗脳されてしまいます。
そして酷くなると「うつ病」になってしまうケースもあります。
あなたはロボットではなく、感情が合って考えることができる人間ですよね?
「自分はどうしたいか?」ということを常に考えるようにしましょう。
そして「とりあえず3年」という思考停止させるトラップに引っかからないでください。
そもそも、その仕事あなたに合っていますか?
先ほどの話にもありましたが、自分の才能を活かせる領域、自分がイキイキとできる領域で仕事を頑張ることが、幸せになるコツです。
そうでなければ、サッカー部の羽生少年のようになってしまいます。
と思うかもしれません。
あなたの才能を活かせる分野で仕事をするのです。
辞める前にしっかりと考えよう
まずは、辞めたい理由を明確にしましょう。
ゆっくりとリラックスした状態で書き出してみましょう。
そして、その理由が客観的に見て、本当に正当な理由なのかどうかチェックしてください。
また、辞めてどうするの?ということもしっかりと考えておきましょう。ここは退職することを相談するときに必ず突っ込まれます。
自分で考えるだけでなく、信頼できる人に相談しましょう。
社内の人だと、客観的にあなたの立場を見てくれないケースもあります。今こいつに辞められると上司としてのメンツが立たないなど、変な考えが入ってしまう場合があります。
なので、中立的な立場で話を聞ける、社外の人にも相談するようにしましょう。