「もうこんな会社やってられるかよ!仕事を辞める!!」と決断しても…
などと悩んでいませんか?
かつての僕も会社を辞める決断をしましたが、そこから1カ月以上、上司に言えなかったので、このような気持ちは痛いほど分かります。
なので、この記事では、行動心理学的なアプローチもふまえて、『会社を辞めたいのに上司に言えない原因』と、『会社を辞めることを上司に言う方法』をお伝えしていきます。
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仕事を辞めたいのに、言えない3つの原因
まず初めに、仕事を辞める決意をしたけど、なかなか言えない3つの原因を説明します。
この3つの原因を解決するだけで、あなたはスムーズに、上司に辞めることを伝えられるでしょう。
言えない原因①:常識に囚われているから
あなたは他人の『常識』に縛られていませんか?
例えば、
会社は簡単に辞めてはいけない
3年経たずに辞めてはいけない
会社に恩義を感じているなら、簡単に辞めてはいけない
辛くても働かなければいけない
このような「~しなければいけない」とか「~であるべきだ」という内容のものって、ほとんどが他人の常識なんです。
テレビや雑誌、インターネットでは、『これらの常識から外れたら幸せになれないよ!』と煽ってきますが、本当にそうなんでしょうか?
『常識=世間一般論=大多数の意見』です。また、「95%の人は成功していない」という事実があります。(ここでの成功の定義は年収にしておきます。)
つまり、95%の人たちが大事にしている一般ルール(常識)に縛られていると、あなたもこの95%の人達の仲間入りしてしまいます。
なので、まずは常識を疑うようにしましょう。
そして、あなたが幸せになるために、『他人の常識』に縛られないようにしましょう。
言えない原因②:現状維持メカニズムが働いているから
現状維持メカニズムってご存知ですか?
これは「変化を恐れる」という人間の無意識的な特徴のことです。
詳しく説明すると、太古の時代から、人間は集団で暮らしていました。その時代では、他人と違うことをしたり、新しいことをすると、『死のリスク』が急激に高まってしまいます。
例えば、
新しい洞窟の中に入ったり
違う集落と交流をしたり
見たことがないキノコを食べたり、
知らない動物を狩りにいったり、
このようなことをすると、死ぬ確率がグンと上がるんです。
要するに原始時代は、いつもと同じ集落で、いつもと同じご飯を食べて、いつもと同じ生活をするのが、一番安全なんです。
なので、我々のDNAには「変化を恐れる」という現状維持メカニズムが刻みこまれています。
しかし、現代社会だとどうでしょうか? 普通に暮らしていて『死のリスク』は、ほとんどどありませんよね?
そして、今の時代は、人と同じことをしていても、人と同じ結果しか得られません。突き抜けた結果や、幸せを手に入れるには色んな行動をする必要があります。
要するに、現状維持メカニズムにコントロールされないようにする必要があるんです。
あなたが「仕事を辞めたい」と言えないのは、まさに、この現状維持メカニズムが働いているからなんです。
そして、いきなり大きな行動をするから、この現状維持メカニズムが作動してしまいます。なので、小さな一歩から踏み出すようにしましょう。
小さな一歩の例でいうと、転職活動を初めてみたり、退職届を書いてみるのも良いと思います。
言えない原因③:円満退社しようと考えているから
あなたはもしかして、円満退社しようとしていませんか?
そもそも本当の意味での円満退社なんてものは存在しません。
なぜなら、あなたが辞めることによって会社や社員に対して負担がかかるからです。
極論を言えば、転職は『会社に対する裏切り行為』です。
なので、絶対に退職するという『覚悟』が必要なんです。
▼関連記事:円満退社する方法を探している時点で甘すぎる?
仕事を辞めることを言うにはどうする?
仕事を辞めることを言おうと思っても、ビビッてしまって言えない人は、このやり方を試してみてください。
①:辞めたいと一生言わなかったときのことをイメージする
今、あなたが勤めている会社に、1年後も、3年後も、5年後も、10年後も働いているイメージをしてみてください。
今と同じ同僚、今と同じ上司、今と同じ労働環境…
どうですか?
僕がこれをしたときは吐き気がしてしまいました。それくらい、かつて勤めていた会社にいることは苦痛でした。
もしあなたが、心から辛いと感じるなら、遅かれ早かれ会社を辞めると思うので、今「会社を辞めます!」と言うのも、3年後にいうのも変わらないはずです。
なので、見動きが取れなくなってしまう前に、辞める旨を伝えるようにしましょう。
②:データを見て今の環境が「ヤバい」と感じる
アメリカのとある病院での調査によれば、末期の患者のうち90%以上が『もっと自分らしく生きればよかった』と後悔しています。
ほとんどの人が、このように後悔して死んでいるということは、あなたもこのように思いながら死んでしまう確率が高いです。
ですので、後悔しない生き方をするためにも、今のうちに路線変更することは大事です。
ちなみに、末期患者の『人生に後悔したランキング』のTop5はこちらになります。
1位:もっと自分らしく生きればよかった
2位:あんなにガムシャラに働かなくてもよかった
3位:言いたいことは、はっきりと言えばよかった
4位:もっと友達と連絡をとればよかった
5位:もっと自分の幸せを追求すればよかった
もし、あなたがこれを見て「やばいかも…」と感じることができれば、辞めることを言うことができるはずです。
かつての僕は、このデータを見て「今の生活を送っていると、この末期患者の方たちと同じように後悔しながら死んでしまう…」と思いました。
そして、このことが起爆剤となって、勇気をもって上司に辞める旨を言うことができました。
▼関連記事:会社を辞めるときの言い方は、たった3パターンだけ覚えておけばOK
まとめ
仕事を辞めたいのに、言えない3つの原因はこの3つになります。
そして、会社を辞めることを言うためには、
①:辞めたいと一生言わなかったときのことをイメージする
②:データを見て今の環境が「ヤバい」と感じる
ということが重要になってきます。
中でも末期患者の9割近くは『もっと自分らしく生きればよかった』と後悔しているので、自分らしくないと感じているならば、早めに行動することをオススメします。