仕事で合わない人、苦手な人がいるときの根本的な解決法

  • 仕事でこの人と合わないな…
  • この人の、こういうところ苦手だな…
  • って思う場面ってたくさんありますよね。

    僕自身も、さんざん苦しめられてきました。

    ですので、この記事では、仕事で「合わない人」「苦手な人」がどうやって対処していくか具体的に紹介しています。それでは行ってみましょう。

    なぜ「合わない人」「苦手な人」と思うか掘り下げよう

    そもそも、なんで、仕事で合わない人や苦手な人がいるか考えてみましょう。そのためのこの2つの質問についてちょっと考えてみてください。

    ・「合わない人」「苦手な人」のどんなところが嫌ですか?
    ・また、なんでそういったところが嫌だと感じるんですか?
    僕の場合は、仕事で合わない人は上司のAさんでした。

    なぜかというと、Aさんは高圧的で完全なオラオラ系タイプだったからです。Aさんは絵にかいたような、仕事人間で、ハードワークを社員の僕らにも強制してくるところも苦手でした。

    このように文章にすると、相手のどんな部分が「合わない・苦手だ」と思うのか具体的に把握することができます。

    仕事で「合わない人」「苦手な人」への解決方法は?

    よく、ブログ記事で「仕事で合わない人・苦手な人の対処法〇選」みたいなのを見つけますよね。でも、ほとんどの記事が、『相手を受け入れましょう』か『今すぐ逃げましょう』の2パターンのうちのどちらかなんですよね。

    ですが、これには落とし穴があると、僕は思っています。

    だって、仕事が辛くて、毎日いじめられているような状況で、『相手を受け入れましょう、そうすれば現実が変わるはずです!』というアドバイスは酷すぎます。

    僕からしてみたら、そんな解決方法は「精神を病んでください!」と言っているようなものだからです。

    もちろん状況によっては、『相手を受け入れること』で精神的調和が訪れることがあるとは思いますが、ケースによって違うと思うんです。

    ですので、『A:精神的にダメージが大きい場合』と『B:精神的にダメージはあまり無いが、苦手だな~』と思っている場合で、解決方法を分けています。

    A:精神的にダメージが大きい場合の解決方法

    仕事をしている中で、上司やお客さんに対して、『合わない・苦手だな』と感じており、それによって精神的ダメージを受けている場合の解決方法です。

    この場合は精神的なダメージをうけているので、できるだけその人と関わらないようにしましょう。

    悩めるサム
    でも、仕事をしているので絶対関わらなくちゃいけないですよ。。。
    と思うかもしれません。

    たしかにそうですね。でも、あなたが精神的なダメージを受けているという時点で、転職するという選択肢もあっても良いと思います。

    だって、『仕事で合わない人』や『苦手な人』のことを考える時間てめっちゃもったいなくないですか? これは、自分の時間を『苦手な人』に対して捧げているのと同じです。

    あの人の性格苦手だし、色々合わないな~」とあなたが悩んで、眠れなかったり、胃が痛くなっていたとします。そうだとしても、実際のところ『苦手な人』自身は、ぐっすり眠れるし、食事も元気にモリモリとっているはずです。

    つまり、何が良いたいのかというと、その『苦手な人』は、あなたのことを1ミリも考えていません。きっと、あなたに言ったことや、やってきたことを忘れていますし、悪気もないはずです。

    人間はみんな自分のことしか考えられない生き物なので、ある意味仕方が無いのですが、いちいち『苦手な人』『合わない人』に振り回されるのは時間の無駄です。

    だって人間が生きているうちに会える人数は人生80年としたときに、

  • 何らかの接点を持つ人:30,000人
  • 同じ学校や職場の人:3000人
  • という説があります。世界の人口は約72億人なので、

  • 何らかの接点を持つ人と出会う確率は24万分の1
  • 同じ学校や職場、近所の人と出会う確率は240万分の1
  • なんです。

    職場で合わない人がいたとしても、その人と出会える確率は240万分の1です。残りの2,399,999人を切り捨ててまで、その人と付き合う価値って果たしてあるのでしょうか?

    人生で出会える人の数は限られています。

    ですので、あなたを精神的に追い詰めてくる人と過ごしている時間ほど無駄なものはありません。

    なので、精神的に追い詰められている場合は、『合わない人とは会わなければ良い』というのが現時点での僕の考えです。

    B:精神的にダメージはあまり無い場合の解決方法

    仕事で『合わない人』『苦手な人』と接するときに、精神的にダメージが少ない場合は、上手く克服するようにしましょう。ただし、精神的にキツイとなった場合は、先ほど説明したように速やかに離れることをオススメします。

    もしかして『合わない人』『苦手な人』はあなたの思い込みかも

    そもそも、『合わない人』『苦手な人』っていうのはあなたの思い込みの可能性があります。過去に同じような性格をしていた人によってやられた嫌なことが、現在の『合わない人』に投影されているケースって少なくないんです。

    なので、この記事の一番初めに書いてあるように、まずはなぜその人が『合わない』『苦手』だと思うのかを事実を元に整理しましょう。

    出来事に良い悪いは無い。あるのは事実だけ

    そしてちょっと難しい話になりますが、出来事に良し悪しはありません。その出来事に対してプラスの意味づけをしたらプラスになりますが、マイナスな意味づけをしたらマイナスになります。

    僕の場合、1社目で務めた会社がブラック企業でした。この経験をマイナスでとらえると、『残業代も出ずに、朝から終電まで奴隷のようにこき使われて辛かった』となります。

    が、しかし同時に『業務量は多かったが、いろんな仕事が経験できた。自分の当たり前レベルを引き上げたことができた』などとプラスの側面も持っているのです。

    要するにあるのは事実だけで、それをプラスに解釈するかどうかで、その人の伸びしろが変わってきます。

    ▼関連記事:仕事ができるようになる考え方⑬:出来事はフラットだということを理解しろ

    似たような考え方で、中国では『陰陽』というものがあります。
    この図を見たことがあると思います。

    白色がプラスな出来事、黒色がマイナスな出来事だとだと考えてください。

    プラスの出来事の中にもマイナスが潜んでいますし、マイナスな出来事の中にもプラスは潜んでいます。

  • 奪いたいなら、まずは与えなさい
  • 前へ出たいなら、まずは後ろへ退きなさい
  • 伸ばしたいなら、まずは縮めなさい
  • といったことも引用思想がベースとなり、生まれた考え方です。

    要するに、ちょっとスピリチュアルな話になってしまいますが、出来事はすべてバランスが取れているのです。

    他人は自分を映す鏡?

    社畜のサム
    この人、合わないなー!
    悩めるナンシー
    この人、ちょっと苦手かも…
    って思う場面って当然あると思います。

    でも、あなたの人生を振り返ってみてください。
    あなたが、嫌いになってきたタイプって性格が似ていませんか?

    僕の場合は、苦手だな~と思う人は、『上から目線で、怖くて偉そうなタイプ』でした。
    中学校の頃の野球部の監督教習場の担当者職場の上司のAさん、みんな姿形はバラバラですが、僕が苦手だなーと思う部分はみんな一緒なんです。

    心理学の世界では有名な話なんですが、「嫌いな人」はなぜ嫌いだと思うか知っていますか?

    この理由は、自分の中にも同じように「嫌いな人と同じ素質」があるからなんです。
    自分の嫌いな部分が、その人に映し出されるから、その人が嫌いになるということです。

    よく、同族嫌悪とも言いますよね。

    僕の場合は、人を見下してくる人や、高圧的な態度をとる人が嫌いなんです。これは自分の中に潜んでいる、高圧的な態度をとる部分が、嫌いな人に映し出されて、「この人嫌いっ!」ってなってるんです。

    悩めるサム兄
    えー、『嫌いな人や苦手な人と同じ要素を持っている』というのはマジかいな…
    と思うかもしれません。

    ですが、理屈はともあれ「嫌いな人、苦手な人の中に、自分自身を見ている」ということであればすごく好都合だと思いませんか?

    だって、その嫌いな奴に投影されている、自分の嫌いな部分を見つめて、それを好きになれば、克服できるからです。

    要するに、嫌いな人を克服するために、嫌いな奴は、ほっといていいんです。その代わり、自分自身を好きになる必要があります。自分の好きな部分ではなく、嫌いな部分も受け入れるようにするのです。

    そうすると、自然とその苦手な人も克服できるでしょう。偉そうにしゃべってきましたが、実は僕もまだこれは練習中なので一緒に克服していきましょう!

    まとめ

    仕事で「合わない人」「苦手な人」への解決方法は下記の2パターンによって、違います。

  • A:精神的にダメージが大きい場合の解決方法
  • B:精神的にダメージはあまり無い場合の解決方法
  • 『A:精神的にダメージが大きい場合の解決方法』は、究極を言うと合わない人とは会わなければ良いんです。

    「仕事があるから難しいよ」という人は、部署移動などで、なるべく関わらないようにするのが良いでしょう。

    一方『B:精神的にダメージはあまり無い場合の解決方法』は、まず他人は自分自身を映す鏡ということを理解しましょう。

    そして「嫌いな人、苦手な人の中に、自分自身を見ている」ので、自分の中にある「その嫌いな部分」を受け入れられるように努力しましょう。

    みんなにも教えて喜ばせてあげよう!

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